女子アスリートの妊娠&出産②産院選びと臍帯血バンク

お久しぶりです!コロナ禍で不安も多い状況が続いていますが、元気にやっています!

ありがたいことにお腹の子も順調に育っており、ぼちぼち出産準備を進めているところです。

 

今日は、「産院」について。私も妊娠するまで知らなかったけど、大事なことだなあと感じたことをお伝えしようと思います。

 

私が通っていた産婦人科クリニックは産院ではなかった為、どこで出産するかを色々と検討する時間がありました。

調べてみると、本当に色々あるんですね。

ホテルのような豪華な食事や綺麗なお部屋が用意されているクリニック、アットホームな個人病院、万が一の事態に対応しやすい総合病院などなど。値段も様々、こだわりも様々。

 

で、私が重視したのは

・何かあった時に対応しやすい環境

・公式さい帯血バンクと提携しているか

という2つでした。

 

「さい帯血」

聞いたことはあるけども… 詳しくは知らなかったので調べるてみると、

要は、「出産時にへその緒から取った血液」のことで、白血病や再生不良性貧血など重い血液の病気の治療に使われる。というものだそうです。

血液の病気の治療には赤血球、白血球、血小板などを造りだす「造血幹細胞」が必要ですが、この「造血幹細胞」は人工的に作ることが出来ません。それが、出産時のみに取れる「さい帯血」には多く含まれています。

 

出産は、「難病の誰かを助ける貴重なチャンス」でもあることを知りました。

 

 

「公式さい帯血バンク」は、妊婦さんからさい帯血の無償提供を受け、検査、保存などをし、病気になってさい帯血移植が必要となった患者さんに公平に提供する機関です。

ただし、提供したからといって、自分の子供が病気になった時にそのさい帯血を優先して使える訳ではありません。

 

 

最近では「自分のさい帯血を保存し、自分や自分の家族の為にのみ使用する」民間のさい帯血バンクも沢山あるんですね。こちらは広告などよく目にしていました。数十万円の費用がかかります。

「もしも、万が一、我が子が将来重い病気になった時、数十万円で命が助かるのならその子の為に保存したい」というお母さんの気持ちはとても分かります。

ただ、民間バンクの場合は保存の管理状態や使用できる年数などの問題もあり、また自分の為だけの保存である為、実際には使われないことも多いようです。(*全ての民間バンクの保存管理に問題があるわけでは無いと思うので、検討する場合はきちんと調べた方が良いと思います)

 

 

私は、「今、治療を必要としている人に届けられる」公式バンクに提供したいと思いました。

私も周りの人に助けてもらってばかりの人生なので、誰かの役に立つチャンスがあるのなら活用したい。そして将来もしも、我が子が血液の病気になってしまったら、その時また誰かに助けて貰えますように!!と願うばかりです。

 

 

で、「産院選び」の話に戻りますが、全ての産院でこの「さい帯血バンク」に提供できる訳では無いんですね。…というよりも、提携している病院はとても少ないです!

提携施設リストはこちら↓

https://www.bs.jrc.or.jp/bmdc/generalpublic/m1_02_04_saitai.html

 

因みに私が検討していた産院はこの提携病院のリストには載っていなかったのですが、紹介元のクリニックの先生に「お願いしたら多分やってくれるよ」と言われたので電話で問い合わせたところ、「さい帯血バンクに提供できます」という事だったのでそこに決めました。

するとなんと!いざ病院に行ってみてから確認すると、「民間バンクには保存できるが、公式バンクへの提供はやっていない」といわれました。なんてこった!!

 

詰めが甘いのが私の悪いところ…

さー、どうしようかなあ。と悩む今日です。

 

 

という訳で、今日はボクサー妊婦とは何の関係もありませんが…「さい帯血」のお話をさせて頂きました。

すでにご存知の方も多いと思うし、こんな常識を今更?と思われるかもしれませんが…

少なくとも私は妊娠するまでは知りませんでした。

きっと、縁がなければスルーしてしまう話題なのだと思います。でも、将来自分や身近な人がパパやママになる可能性は誰もにあると思うので、何かの時に役に立つとといいなあと思って書きました。

 

現状の運営でさい帯血は足りているのか?

移殖を希望しても出来ない人がどれくらいいるのか?

色々勉強不足ではありますが…もし現状足りないのであれば、提供を希望する妊婦さんが増えて、公式バンクに提供できる施設がもっと増えたらいいなと思います。

 

 

無事に我が子に会えますように!

 

 

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